ITインフラエンジニアの正しいキャリアスタート
未経験からでも大丈夫?
未経験からITインフラエンジニアになるために求人サイトを見ると、「未経験からでも大丈夫」、「充実研修」、「OJTでしっかり先輩が教えます」等の文言で求人を行っている企業が未だに多く存在します。もちろん、その方法で一人前のITインフラエンジニアになった人はいらっしゃると思いますので、どれも嘘ではないのですが、 多くの方は運用・監視業務等のオペレーター業務に長く従事し、順調なキャリアステップを歩めないケースが多く聞きます。
本当に研修を行っているか?
充実研修を謳っていても入社してみたらデスクと参考書だけを与えられて、ITパスポートやLinucレベル1、CCNA等を丸暗記で1カ月程度で取得することを課題として与えられ、現場が決まったらこれも同じようにアサインされた若手の先輩にOJTで現場の手順書に沿ってルーティーンワークを教えて貰うという実例があります。これもITエンジニアの仕事と言えばそうですが、積める経験や学べるスキルはかなり制限されます。やはり、構築→詳細設計→基本設計→要件定義→マネジメントとキャリアを積んでいくためには、キャリアの初期でしっかりOFF-JTの講義形式でコンピューターの基礎から、サーバーやネットワークの基礎を理解し、設計書をもとに構築するというトレーニングを積んでから、プロジェクトワークを開始するということが非常に重要です。
充実した研修を受けるために必要なこと
充実した研修の実施には、企業は相当な費用が掛かっており、そのような研修を行う会社へ入社するにはそれなりの競争があります。そのためにビジネスマナーやコミュニケーション能力等のビジネススキルの他に、ITインフラエンジニアになりたい動機をしっかり説明できるようになってください。そして、無料のサービスでも構いませんので、Linucレベル1やCCNAの学習を少しでも進め、ITインフラエンジニアの適正(耐性と言ってもよい)があることを示してください。よく面接で「勉強してます!」と回答し、その説明を求められると何も答えられない方が多くいらっしゃいます。これでは、適正・耐性を示すどころか、発言の信憑性まで疑われてしまいます
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「充実した研修」を行っている会社を見極めるポイント
本当に充実した研修をおこなっているか見極めるポイントは
(1)OJT研修では汎用的なサーバーやネットワークのスキルは身につきません。研修を受けるならOFFーJTの研修を絶対にお勧めします。
(2)研修の期間やカリキュラムが明示されているか。これらを明示できない理由は、そもそもやっていない可能性があります。
(3)採用、研修実績があるか。実績があれば企業側も数値ベースで説明してくれるはずです。
これらを参考に正しい方法でキャリアをスタートしてください!